監修:東北医科薬科大学 若林病院 臨床工学部 江口 圭 先生
- 本シミュレーターは、Alb置換液を用いた血漿交換療法の、置換液量や置換液のAlb濃度を算出します。 置換液調整時の一助になりましたら幸いです。
置換液の利用による不具合等については、サイト運営者および監修者は一切の責任を負いかねますので、医師の判断と責任のもとでご使用をお願い致します。 - 晶質浸透圧を調製されている施設もございます。たとえば、献血アルブミン25%を乳酸リンゲルで希釈する場合、10%塩化ナトリウム等で晶質浸透圧を調製している報告がございます。
(日本アフェレシス学会雑誌38(2)155-162,2019) - 以下の場合は、FFPを置換液に用いた血漿交換療法をご検討ください。
- 血液凝固因子や血小板活性化抑制因子などの補充を目的とする場合
例)肝不全を呈する疾患、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症症候群(HUS) - 凝固因子・正常免疫グロブリンの低下が重篤な病態をきたす可能性がある場合
例)肺胞出血など臓器内のactiveな出血や、敗血症など感染症を合併する症例
- 血液凝固因子や血小板活性化抑制因子などの補充を目的とする場合
- DFPPの置換液調製シミュレーションは、以下の1~3を満たす条件下で成立します。
- 血漿成分分離器にカスケードフローEC-20Wを使用
- 患者の循環血漿量減少率を10%まで許容
- 血漿成分分離器における流量条件が
血漿分離流量25mL/min, 濾過流量20mL/min, ドレイン流量5ml/minの部分廃液